昨日、安倍晋三元首相の暗殺を受けて、
今、頑張って日清戦争・日露戦争のほうもまとめようと頑張っていましたが、
日本国内の情勢はどうも第二次世界大戦前夜そのものだなぁと思っています。
という訳で、しばらくは明治時代も進めつつ、
この第二次世界大戦に向けてのカテゴリも進める体制にしていきます。
また、戦後の情勢も少しずつ経済面を中心にまとめたいと思います。
犬養毅内閣の成立
犬養毅は備中国(現在の岡山県)の出身。

ロンドン海軍軍縮会議などには鳩山一郎らとともに反対する立場でした。
政友会の犬養毅内閣が1931年成立します。
犬養毅内閣の財務大臣は高橋是清ですね。
金輸出再禁止
1930年、土佐藩出身の浜口雄幸内閣の時、井上準之助・大蔵大臣のもと、
金解禁が行われましたね。
浜口雄幸内閣と金解禁-その狙いと2つの目的-世界恐慌と農村恐慌
この金解禁によって、「大学は出たけれど」が当時の流行語となって、
農村恐慌が起こりました。
開けっ放しの窓は閉めなくてはなりませんでした。
そこで、
大蔵大臣・高橋是清のもと
1931年、金輸出再禁止が行われ、
日本は金本位制復帰からわずか1年で脱出します。
血盟団事件
1932年、右翼団体のテロが相次いで行われます。
井上日召が率いる血盟団という団体が相次いで要人の暗殺を行います。

血盟団のスローガンは
「一人一殺」でした。
ちなみに血盟団の系譜はまだ日本でも残っています。
1932年2月、前・大蔵大臣の井上準之助を暗殺します。
1932年3月、三井合名会社理事長の団琢磨らを射殺します。
これらを血盟団事件といいます。
五・一五事件
五・一五事件は海軍青年将校が犬養毅を暗殺した事件。
五・一五事件によって、
政友会と憲政会の二大政党政治は終わり、
「問答無用」の時代へと進むのでした。
まとめ
という訳で、安倍晋三元首相が暗殺されましたが、
これは始まりなのかもしれません。
犬養毅首相の暗殺もありましたし、
安倍さん以外の安倍内閣の要人や経済界の重鎮の命も危ないのかもしれませんが、
それは運命というか決定事項なので避けることはできないのかもしれませんね。
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