三国時代の呉~東晋・南朝までの、
建業・建康を都とした江南王朝の文化を貴族文化(六朝(りくちょう)文化)という。
貴族の間で、道徳や規範に縛られない趣味の世界が好まれた。
文化人の間では、老荘思想の発展である清談が流行。
清談家として、世俗を避けて竹林で会した「竹林の七賢」が有名。
絵画では東晋の顧愷之(こがいし)(画聖)(代表作、女史箴図現存しているものは唐代のレプリカ)
書では王羲之(おうぎし)が有名。書聖と称された。蘭亭序で名高い。
4字・6字の対句と韻を用いた華麗な四六駢儷体という形式の文章が流行。
陶潜(とうせん)(陶淵明(とうえんめい))・・・「桃花源記」で知られる東晋の田園詩人。
謝霊運・・・「山居賦」で知られる南朝宋の田園詩人。
梁の武帝の長子、昭明太子は詩文に優れ、「文選」を編集した。
北魏の酈道元(れきどうげん)は地理書として水経注を書いた。
中国最古の農業書・・・「斉民要術」(北魏の賈思勰(かしきょう)・著)
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