
イタリアのアフリカ植民地
イタリアは1880年代に、スエズ運河以来、
戦略的重要性が増していたエリトリアとソマリランドを獲得しました。
エチオピア戦争
エリトリアやソマリランドの獲得に乗じて、
その間に位置するエチオピアも征服し、
エリトリアとソマリランドの接続を試みますが、
イタリアの最新の武器を身に着けたイタリア軍は
騎馬隊がほとんどだと思われていたエチオピア軍に挑みます。
アドワの戦い
実は、チュニジアの一件で、
フランスとイタリアの仲は悪化しており、
フランスはイタリアへの嫌がらせとして、
エチオピアにあのフランスの最新兵器を供与していました。
その結果、
アドワの戦いでイタリアはエチオピアに敗戦。
イタリアは列強諸国の中で、
唯一アフリカ諸国に敗戦する汚名をかぶりました。
イタリア=トルコ戦争
イタリアは列強が、第2次モロッコ事件に
忙殺されており、
また、オスマン帝国も、
青年トルコ革命の最中で、混乱している隙を突いて、
オスマン帝国からトリポリ・キレナイカを奪いました。