大航海時代とは?
15世紀末から16世紀初めにかけて、
インドや新大陸へ向けた航路が開拓された時代のことです。
スペイン・ポルトガル両国王が中心となりました。
大航海時代の背景
経済的動機
アジアの産物・胡椒などの香辛料をオスマン帝国を介さずに、
直接手に入れようとしたことがはじまりです。
莫大な利益を目論みました。
オスマン帝国はヨーロッパ・インド間で、
東西貿易路を抑えていました。
スペインやポルトガルはそこを通らないルートを探していました。
技術的動機
イスラーム世界を通じて伝わった羅針盤の実用化や、
造船技術の発達など、東方世界との交流は航海術の発展を促しました。
地理的動機
ルネサンスの学術は地理学上の知識も授けました。
- プトレマイオスの地理書の紹介
- 天文学の知識
- 大洋の航海に必要な測緯儀(そくいぎ)
- 地球球体説を唱えたトスカネリの地図
など
宗教的動機
キリスト世界はイスラーム世界と対立し、
アフリカにあるとされた
聖ヨハネのキリスト教国と連絡をとろうとして、
アフリカ西海岸の探検を始めたことや
キリスト教布教もヨーロッパ人の海外進出の動機の1つでした。
歴史的動機
スペイン・ポルトガル両国王は、
イスラーム世界と戦いながら版図を広げた歴史がありました。
そうしたなかで国作りをしてきました。
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