江戸時代では、
百姓一揆が約3000回発生しました。
早稲田大学では出題される数字です。
その百姓一揆は、
いくつかタイプがあります。
- 代表越訴型一揆
- 惣百姓一揆
- 世直し一揆
代表越訴型一揆
17世紀に流行った一揆が、
代表越訴型一揆です。
村人の中から代表者を立てて、
直接将軍に直訴をする。
年貢を減らせと直訴をする。
将軍はその村人の意見を聞き入れたのですが、
その村人は生贄として捧げられ、命は奪われました。
村をあげて代表者となったその村人は、
やがて義民として称えられて、
義民碑として村の英雄として祀られました。
その村人の英雄伝説は、
子々孫々語られていきました。
義民は覚えておきましょう。
代表越訴型一揆の例としては、
- 佐倉惣五郎一揆
が有名で、
4代将軍徳川家綱に直訴しました。
佐倉という名字ですが、
成田市の惣百姓でした。
惣百姓一揆
代表者を立てる形の代表越訴型一揆とは異なり、
すべての百姓が一揆する形の一揆を惣百姓一揆といいます。
惣百姓の惣とは総合の総と同じで、
すべてという意味です。
- 久留米一揆(福岡県)
- 郡上一揆(岐阜県)
- 武左衛門一揆(愛媛県)
などが有名です。
伝馬騒動
18世紀に起こった動きとして、街道沿いの特定の村に課された助郷役、
特に中山道筋の助郷強化に反対して起こった
1764年の伝馬騒動なども押さえてください。
世直し一揆
三河の加茂一揆、
甲斐の郡内一揆(記録は加茂の騒立)
打ちこわしの要素も含まれています。
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