日独伊三国軍事同盟が結ばれた中、
日本はドイツは対ソヴィエトよりも対アメリカを意識していると思い込み、
1941年、日ソ中立条約を結びました。
日本側の日ソ中立条約の目的
日本側の日ソ中立条約の目的は、
ソ連を敵のままおいておくことよりも
ソ連と中立化しておくことで、
対アメリカ戦に集中できると判断したためです。
ソ連からの侵攻を止めておくことで、
南進政策を進めようとしたのです。
これを北守南進といいます。
ソ連側の日ソ中立条約の目的
日ソ中立条約はソビエトは、
対ドイツがいずれ戦うことがわかっていました。
独ソ不可侵条約はお互いの国にとって、
時間稼ぎというのが半ば
暗黙の了解となっていました。
背後の日本から突かれるのを
防ぎたかったのです。
日ソ中立条約の外相
日ソ中立条約を結んだのは、
対米強行論者の
松岡洋右。
ソ連側はモロトフ外相です。
日ソ不可侵条約の期限
この日ソ中立条約の期限は5年間と決められていました。
延長しない場合は、1年前に通告することとなっていました。
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