三度の近衛声明と近衛三原則

近衛文麿内閣がはじめた日中戦争は長期化し、泥沼化していました。

ドイツの駐華大使・トラウトマンの工作活動、
通称・トラウトマン和平工作が難航したため打ち切りになったのであります。

カテゴリ別人気記事

第二次世界大戦の日本の国民の生活の様子と変化と影響

2023.01.15

斎藤実内閣と松岡洋右の「国際連盟脱退」

2022.08.01

華北分離工作とは→関東軍の目的は？内閣は誰？簡単に解説

2022.08.222022.12.19

斎藤実内閣の「農山漁村経済更生運動」とは？

2022.08.01

盧溝橋事件(七七事変)-日中戦争のはじまり-

2022.12.042023.07.12

近衛文麿の三声明

第1次近衛声明

国民政府を対手とせず

中華民国政府との戦争継続を明記した。

第2次近衛声明

東亜新秩序の建設

ヨーロッパの列強に対して、
アジア人中心主義を掲げ、
対立していった。

アメリカの怒りを買うことになりました。

第3次近衛声明

第3次近衛声明は1938年12月22日に近衛文麿総理が出した日中のいざこざを解決するために出された声明。

第3次近衛声明では、
近衛三原則が発表されます。

• 善隣友好
• 経済提携
• 共同防共

この3つが近衛三原則として知られています。