院政の構造をこれから書いておきます。
摂関政治で栄華を極めた藤原氏から
天皇を退いた院(上皇)に権力が集中していく院政。
どのような仕組みだったのでしょうか。
院政の政庁
院政がおこなわれたのは院庁(いんのちょう)です。
その政庁ではたらいていた職員を院司(いんし)といいます。
院政の文書
院宣
上皇から出る権威を持った私的な文書を院宣(いんぜん)といいます。
院庁下文
院庁という役所からでる公的文書を院庁下文(いんのちょうくだしぶみ)といいます。
院政の財源
- 寄進系荘園…例)八条女院領 鳥羽天皇の皇女・暲子内親王(あきこないしんおう)に寄進された荘園
- 知行国(ちぎょうこく)……上級貴族に国を与え、その子や兄弟、親戚が国守(こくしゅ)となり、現地には目代(もくだい)を派遣して国を治める制度。
- 院分国(いんのぶんごく)……院(法王)が知行国主となり、独自に収益を得ている国
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