1万年前、寒かった更新世が終わり、
地球は温暖になり、
完新世(沖積世)になりました。
更新世と完新世は地質区分上の区分です。
歴史の区分の古代や中世と同じものと考えてください。
マンモスなどの大型獣が人類により絶滅しました。
ユーラシア北部では、
細石器の鏃つきの弓矢が普及します。
新石器時代と農耕牧畜文化
狼を犬に家畜化していきます。
岩壁などに狩猟、戦闘、舞踏などの場面を
岩絵として残しました。
人類は農耕牧畜などを
行うようになっていきました。
さらに
石器は綺麗に磨かれ、
新石器時代となりました。
獲得経済
野生の動植物に頼る
狩猟漁労採取などを行っていました。
生産経済
獲得経済から生産経済に移っていきます。
農耕牧畜とも呼ばれ、
産業革命以前の最大の革命と言われます。
前9千年ごろ
ヤギ、羊の家畜化が行われました。
前7千年ごろ
エンドウ、レンズ豆の栽培が
はじまったと言われています。
黒曜石の磨製石器(新石器や土器)
も使われだしました。
それがどんどん、
広まっていき、
ユーラシアとアフリカの多くの地域に農耕牧畜文化が成立します。
西アジアでは粘土や日干し煉瓦の小屋からなる集落が生まれました。
前8千年~前6千年ごろ
イラク東北部の
ジャルモやテル=サラサート(現在の下の地図上)に
農耕集落が形成されていきます。
人口はどんどん増えていきました。
農法
乾地農法
雨水に頼る方法です。
天水農業(てんすいのうぎょう)とも
言います。
略奪農法
肥料を施さない方法です。
焼畑農業がこの名前です。
これは持続的な農法の1つです。おそらく、
今後の農業研究が進むと、
名前が変更されるのではないか、
と個人的に思っています。
呪術的宗教
呪術的宗教によって人々はつながりました。
豊穣と多産を祈りました。
女性像が大地母神像として
広く崇め奉られました。
彩文土器(中国では彩陶)
土器を彩色したものが作られます。
これを彩文土器(さいもんどき)といいます。
中国では、彩陶土器(さいとうどき)
とも言います。
銅・青銅
が使われた製品例の1つです。
ストーン・ヘンジ
イングランドのソールズベリーにある
巨石建築です。
前2千年ごろ建設されたといわれます。
環の開口部は、
夏至の日の出に向かっていて、
天文と関係する場所だったそうです。
カルナック
フランスのブルターニュ地方のカルナックにある遺跡。
新石器時代~青銅器時代のもので、
天文に関係するとみられています。
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