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経済復興から高度成長へ

池田勇人内閣での高度経済成長と所得倍増政策~保守政権の安定~

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経済復興から高度成長へ
池田勇人-Wikipediaより
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給料2倍って夢がありましたね~。。。

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池田勇人内閣(1960~64)

池田勇人-Wikipediaより

池田勇人-Wikipediaより

池田勇人内閣の政策の全体スローガンは「寛容と忍耐」でした。
ちなみに経済政策のスローガンは所得倍増です。
岸信介の政治の季節から、経済の季節へと移り変わりました。

所得倍増政策

10年間で実質国民所得をほぼ2倍にすることを目指した経済計画のことです。
くわしく書くと、
1961年から70年までの10年間で
国民総生産(GNP)を2倍にすることを掲げました。
これが閣議決定され、高度経済成長政策を推進していくことになります。

当時の経済成長のスピードを考えれば、
実現不可能な計画ではなく、
実際の成長もこれを上回りました。

所得を2倍にするというわかりやすいスローガンは
国民を団結させる役割を果たしました。

具体的政策

  • 太平洋沿岸に工場をたくさん作り、重化学工業地帯にしてコンビナートを建設する。
    (現在の太平洋ベルト
  • 地方農村などから大量の労働者を集める。
  • 政府資金を投入する。

結果

当時の設備投資ブームと合わさって、
経済成長率はどんどん伸びていきます。
技術革新も進んでいきます。
「投資が投資を呼ぶ」・・・。
1967年には見事達成します。
池田勇人内閣は日本が経済大国になるための
土台を固めた内閣といえるわけです。

三井三池争議

1960年に282日ぶりに解決します。
これは炭鉱での解雇問題における
労働者と資本家の対立が長い間起きていました。
その大規模な争議が
三井三池争議(みついみいけそうぎ)です。
しかし、エネルギー革命が進む中で、
石炭産業が斜陽化していました。
それでも組合側が敗北するんですがね。

農業基本法

1961年、日本の農業経営の合理化をはかることを目的としました。

合理化という名目で、
農村人口の削減を考えていたのが、
この農業基本法です。

農村から大量の労働者を集めるのが真の目的の法律です。
働き盛りの男性が都会に吸い取られていきました。
その結果、3ちゃん農家が増えていきます。

3ちゃんとは…
おばあちゃん、おじいちゃん、おかあちゃんのことです。

農業構造の改善といっても、
機械を買うために農家は借金をしました。
冬場になると、出稼ぎに出かけました。
経営が行き詰まる農家も多くなり、
兼業農家が相対的に増えていきました。

保護貿易から開放経済へ

貿易自由化

池田内閣は政経分離の方針を掲げて、
中華人民共和国との貿易を拡大しました。
このころは、台湾の中華民国とは国交を持っていましたが、
中華大陸の中華人民共和国とはまだ国交を回復していません。

LT貿易

1962年、民間レベルでの準政府間貿易がはじまります。
これをLT貿易と呼びます。
廖承志(りょうしょうし)高碕達之助(たかさきたつのすけ)
間で覚書が調印されたので、二人のイニシャルをとってLT貿易と名付けられました。
TL貿易でもよかったのでは??
という話ですね。

GATT11条国に移行

1963年にGATT11条国へ移行します。
これは貿易自由化のことです。

IMF8条国へ移行

1964年に日本は国際収支を理由に、
為替管理が行えなくる為替自由化を行わさせられ、
IMF8条国へ移行します。

OECD加盟

通称「先進国クラブ」とも呼ばれるOECD(経済協力開発機構)に
1964年に日本は加盟しました。
資本の自由化が義務づけされました。

第18回オリンピック東京大会

1964年に東京でオリンピックが開かれます。これに間に合わせるようにして、

  • 高速道路網の整備
  • 東海道新幹線が営業を開始(東京・新大阪間)します。

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