第1次世界大戦でのイタリアの不満
イタリアでは、「黄金の20年代」において、
ベルサイユ条約による不満がくすぶっていたのであります。
オーストリアから回収できた未回収のイタリアは、
イタリアの主張の全てではなかったのであります。
また、共産主義の台頭への恐怖にかられて、
- 多くの実業家
- 商人
- 大地主
- 将校
らが、民主主義の議会政治の終わりと、
独裁政権を求めて、
ファシストを結成させました。
ファシストとは?
ファシストとは、
古代ローマの警士がもっていた、
手斧入りの枝の束を表す、
ラテン語のファスキオにちなんでいます。
上に書いたアッパー層は教会勢力も含めて、
ファシストを応援することになります。
ムッソリーニの「ローマ進軍」
1922年、
ファシスタ党党首ベニート・ムッソリーニが、
ローマ進軍を行い、政権を掌握したのであります。
ファシズムは、
共産主義だけでなく、議会制民主主義へも反対していた。
第二次世界大戦は、
- 議会制民主主義勢力
- 共産主義勢力
- ファシズム勢力
の3つのイデオロギーに分かれて、
争うことになります。
議会制民主主義はなぜ敵視されたかといえば、
議会制民主主義は正しいことを決められる訳でもなく、
むしろエリート独裁のほうが、
国を正しい方向に進められると信じていた。
ファシズムの特徴
ファシストは、秩序と規律を基本に置きました。
議会制民主主義が自由、
共産主義は労働を基軸においていましたが、
ファシストは秩序をメインにおきました。
ファシストは批判を徹底的に弾圧し、
多くのイタリア人が国家主義的な宣伝にあおられました。
ムッソリーニの政策
ムッソリーニは、
- 雇用創出
を徹底的に行い、
社会秩序を守ろうとしました。
その結果、イタリア人の民衆の支持率は上昇し、
イタリア国民から広く支持され、
イタリアのファシズムは、
ヨーロッパの諸国の参考になりました。
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