植民地の建設の開始
ヴァージニア植民地
1607年、ジェームズ1世から特許状を得た
ロンドン会社がヴァージニア植民地を建設します。
イギリス人のローリがヴァージン・クイーン、
エリザベス1世にちなんで名づけられました。
このように、イギリスの植民地事業は
国王から特許状を得た
会社や個人領主が
進めていったのです。
巡礼始祖の植民地開発
ピューリタンの到着
1620年、ピルグリム=ファーザーズ(Pilglim Fathers)と呼ばれる
ピューリタン(Puritans)の一団によりプリマス植民地が建設される。
彼らはステュアート朝の絶対王政による抑圧から逃れるために、
信仰の自由を求めて、メイフラワー号でヴァージニアの北部に上陸。
総勢102名。植民地の建設を開始する。
ピューリタンたちは、メイフラワー号の船内でメイフラワー契約を結び、
政府を組織し、法律を制定し、お互いにそれを認め合うことを決めた。
マサチューセッツ植民地
1630年。新たなピューリタンが上陸する。
そして、マサチューセッツ植民地を建設。
植民地会議をつくり自治を発展させた。
ニューイングランド
イギリス人が初期に入植した、
現在のメイン・ニューハンプシャー・ヴァーモント・マサチューセッツ・ロードアイランド・コネティカットの6州をさす。
清廉潔白なピューリタニズムや信仰の自由、
民主主義などアメリカ合衆国の土台となる風土が形成されていった。
植民地会議
1619年、最初の議会が催される。
イギリス議会をお手本に作られたもので、
植民地の自治も認められた。植民地の人たちは議会活動をとおして、
自治の精神を育てていった。
植民地は特許状の内容により、
総督や植民地議会が住民に選ばれる自治植民地、
特許状をもつ領主が総督などを任命する領主植民地、
王が総督を任命する王領植民地がある。
しだいに王領植民地が増えていったが、
住民の代表によって作られる植民地議会には
大幅な自治が与えられていった。
13植民地の完成
旧教徒が移住したメリーランド、
クェーカー教徒のウィリアム=ベンにより、
ペンシルヴァニアなどの植民地が建設され、
また、オランダ領ニューアムステルダムを奪って、
ニューヨーク植民地が成立した。
1732年のジョージアの建設により、13植民地が完成する。
植民地成立のプロセスは、
それぞれの植民地によってちがうものの、
宗教的自由や政治的自由、経済的自由を求めて、
本国から多くの人々が移住してきた。
植民地では、
北部の造船、漁業、製造業、中部の製鉄、
南部の大農場(プランテーション)によるタバコ・藍・米などの
産業が発展した。
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