世界各国、やっぱり国王に政治をしてもらおうという展開にもなりそうな気がしています。
ヨーロッパだとイギリスやスペイン、オランダ、ベルギーなど。
インド・太平洋地域だと日本、タイ、ブルネイなど
中東地域だとサウジアラビアやアラブ首長国連邦などなど。
今でも国王が親政をしている国も多いですが、
今回から第二次大政奉還に備えて?
少しずつ絶対王政についてから
まずはまとめていきたいと思います。
絶対王政の背景
旧貴族階級の衰退
中世末、荘園領主のもとに労働をする荘園領主制が崩壊の危機に直面していました。
などを参考にしてみてください。
もう労働者に支払うパン・サーカスの時代は限界になりつつありました。
荘園領主の土地は相続の際、兄弟みんなで分け合っていたからです。
貴族や聖教者などの旧貴族たちは、
自己の経済力衰退をカバーするため、
国王に権力を集中させようとしていました。
新興地主階級の登場
そのような旧貴族階級や聖職者の衰退の間をぬって成長してきたのは、
新興地主階級の登場でした。
彼らは日本史で言うところの、庄屋や本百姓、土地持ち農家や地主階級ですね。
しかし、絶対王政の前頃までは政治を動かすほどの力を持っていませんでした。
絶対王政に協力することで、自分たちへの利益を獲得しようとしていた訳ですね。
絶対王政とは?
絶対王政とは国王のもと権力を集中させた専制政治。
これは中世のフランク王国では何故失敗したかといえば、
地球が時間的に遠かったからですね。
道路の整備等の交通革命が進み、ある程度の国土の大きさであれば、
国王の目が届くようになったのも大きいのです。
これを絶対王政(Absolutism)といいます。
Ab-は普通ではないの接頭辞です。
アブノーマルが有名ですね。
Solutismは解決策から由来しています。
つまり、尋常ではない解決策それが絶対王政なのです。
絶対王政と新興地主階級
絶対王政では、既存の貴族階級である封建貴族ではなく、
新興地主階級が主体となって活躍しました。
イギリスではジェントリ、
フランスではブルジョワ、
と呼ばれる階級が出現してきました。
結局、彼らも貴族階級の仲間入りをしてしまった訳ですね。
その新興地主階級と絶対君主は結びついて行きました。
絶対君主が賃金を新興地主階級に支払う代償に、
新興地主階級は軍隊と官僚を差し出しました。
この軍隊を常備軍といいます。
絶対王政と封建貴族
封建貴族の対しては、絶対君主は基本的には弾圧をしていました。
国民の権利の拡充という建前のもと、封建貴族や聖職者たちが邪魔だったので、
少しずつ消していきました。
こうして国民国家成立に向けて、
少しずつ進んでいきました。
王権神授説
では、なぜ国王はこれだけ権力をふるえたのでしょうか?
それは神から王権を与えられた!
王は神の代理人だ!(God Agent)と主張したのです。
これを王権神授説といいます。
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