PR人類の進化の段階-猿人・原人・旧人・新人-狩猟・採集時代から農耕時代へ
2014.02.10
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約400万年前には猿人が誕生しました。
その後、約150万年前には原人があらわれて、
約20万年前には旧人がでてきました。
そして約4万~1万年前にはわれわれと同じ骨格をもつ新人が登場しました。
この間を先史時代という。
※猿人→原人→旧人→新人というようにそのまま進化したわけではない点に注意です。
旧人と新人は両方が同じ時代に存在していたこともあります。
また、新人は原人から分かれているという説もあり、
旧人は途中で滅んだという説もあり、
旧人から新人に進化はしていないという説もあります。
人類の進化の過程
猿人
ほぼ1万年前になって、人類は農耕と牧畜という技術を手にするのです。
(旧石器時代→新石器時代)
猿人とは
最古の人類です。猿人と近縁のチンパンジーもアフリカにしかしないなどの理由で
人類の起源はアフリカとなっています。
サヘラントロプス
現在発見された最古の人類は「サヘラントロプス・チャデンシス」である。
2001年にアフリカ中央諸国の一カ国であるチャドで発見された。
そのサヘラントロプスは、680万年前から720万年前のものと言われ、
ラミダス猿人より300万年ほど遡ることになる。
ただの類人猿だという説もある。
しかし、直立二足歩行も可能で、
チンパンジーとは異なる種で、
人間の先祖とされる。
最古のヒト、700万年前に生存か
最古のヒト、700万年前に生存か
【2月28日 AFP】2001年にアフリカ中部チャドの砂漠地帯で発見された最古のヒトとされる「サヘラントロプス・チャデンシス(Sahelanthropus tchadensis)」の頭がい骨の化石は680万から720万年前のものだとする研究結果が、米科学アカデミー紀要(Proceedings of the Nation...
ラミダス猿人
エチオピアで発見されたラミダス猿人(アルディピテクス・ラミダス)
ラミダス猿人が世界最古の猿人と言われています。
ラミダス猿人は約440万年前に登場したようです。
https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20210909_n01/
アウストラロピテクス
エチオピア…アウストラロピテクス・アファレンシス…400万年前
直立二足歩行をはじめたと言われる猿人です。
直立二足歩行というのは、現生人類のように立って歩けることをいいます。
ホモ=ハビリス
アフリカ…ホモ=ハビリス(器用なヒト)…250万年前
脳は大きく、丸い頭蓋骨の猿人です。
礫石器や剥片石器を用いていたそうです。
(礫石器というのは他の石を打ち砕いた石器、石核石器)
(剥片石器というのは原石から剥がされた石器、動物の皮をむくのに使用)
ジンジャントロプス
タンザニア…ジンジャントロプス
原人…更新世に入る頃
脳の容積量が1000cc以上(猿人の倍以上)
火と石器を用いていたことがわかっています。
代表的な原人
中国では北京原人、藍田人が見つかっています。
インドネシアではジャワ原人が、
ハイデルベルク原人はドイツで見つかっています。
石器が進化
アシューレアン石器とは握斧、クリーヴァーです。
原人は貴重なタンパク質である仲間の死者の脳を食べていた形跡もあります。
旧人
ヨーロッパ原人が進化してできたのが、
代表的な旧人である
ドイツのネアンデルタール人です。
(ドイツのネアンデル谷で発見されたことに由来)
第3間氷期(紀元前24万年前~紀元前18万年前)の人骨が発見されている。
イベリア半島から中央アジアまで分布。
※現代の非アフリカ人のゲノムの中には
1.5~2.1%のネアンデルタール人の遺伝子が見られ、
混血していたのではないかと言われる。
旧人の生活
石器
調整石核技法
鋭いスクレーバー…獣皮の剥離切断
ポイント(尖頭器)
つまり、狩猟した動物の皮を剥いて食べることができていたということです。
その他
旧人は火を使うこともできたし、
意思疎通もできた。
小さな集団で生活し、
お互い助けあって生活していた。
埋葬は注意深く横たえ、
贈り物の石器で取り囲んだ。
旧人は死者の脳を食べる儀式も行っていた様子です。
新人
新人は旧人のネアンデルタール人を滅亡に追い込む。
ネアンデルタール人の滅亡原因は
- 新人が滅亡に追い込んだという説
- 環境不適応による滅亡
の2つの説が有力な説になっています。
ネアンデルタール人が別種の人類に姿を合わせたという説もある。
前8000年から前6000年の間に最初の農耕遺跡としてジャルモ遺跡が知られる。
代表的新人
フランスやスペインの
クロマニョン人 中国の
周口店上洞人グリマルディ人などが知られています。
新人の石器
後期旧石器時代
石刃技法…1つの石核からたくさんの石刃をとる方法
小型石器、
骨角器…槍、銛、釣り針、針
網なども用いた
新人の芸術
クロマニョン人の洞窟画として
フランスのラスコー・ニオー、
スペインのアルタミラ
が有名
「狩猟の終わりと農耕の始まり」文化的な生活の幕開け
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