現在、世界はWTOドーハ・ラウンド以降、
WTOは機能不全になりました。
各自が勝手に経済協定を結んでいますね。
たとえば、EUやASEAN,APEC,RCEP,TPP,USMCA(旧NAFTA) ,SCOなどなど各国は排他的な枠組みを作っていますね。
このような排他的な枠組みをブロック経済といいます。
歴史は繰り返すんですね~。
今回のイギリスはEUから独立していて、友達がいない訳ですね。
イギリスは栄光ある孤立あるいは光栄ある孤立の国として知られていますね。
日英同盟を結ぶまではどことも同盟を結びませんでした。
イギリス植民地であったインドも現在、
イギリスを真似たのかどことも同盟を結んでいませんね。
南アジアの雄として東アジアメインのRCEPにも入ってませんね。
今日はそんなイギリスのブロック経済である
スターリング・ブロック経済について見ていきましょう。
1932年帝国経済会議
1932年、カナダのオタワで帝国経済会議が開かれました。
オタワはカナダの首都として知られていますね。
その帝国経済会議では、
イギリス帝国内では王国やイギリス植民地同士の輸出・輸入の関税を免税し、
イギリス帝国外からの輸入には高関税を課しました。
イギリス帝国圏を政治経済で出てくる最恵国待遇とし、
他の国々に対しては輸入には高額関税という経済の壁を設置しました。
さらにイギリスと経済関係が深い国々がどうしてもイギリスと貿易したい場合は、
決済通貨をポンドにすると決めました。
こうしてスターリング(・ポンド)=ブロックが形成されました。
ちなみにポンドの正式名称はスターリング・ポンドです。
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